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温室効果ガスの削減
ケニアとインドネシアで調査を行うアースウォッチのボランティアは、村人たちにソーラーオーブンの組立て方法を伝授する手助けとなり、森林伐採の反対、二酸化炭素排出量の削減、室内調理による煙吸引が原因の死亡者数の抑制などにも協力してきました。
公衆衛生の改善
ミシシッピーデルタの住民の健康被害を記録したアースウォッチの調査結果を基にして、合衆国環境保護局は農薬被害を防ぐ教育プログラムに助成金を出しました。
生物多様性の保全
アースウォッチのボランティアはカメルーンの雨林で50種の新たな植物を同定し、この地域の稀少な森の保全に大きな貢献をしました。ケニアでは、アースウォッチが20年近く支援を続けてきたナイバシャ湖の調査で、この世界クラスの湿原が将来も存続できるような管理方針が設定されました。またエクアドルでは、沿岸のコランケ丘陵が重要な鳥類保護地域に指定されるのにアースウォッチのデータが重要な役割を果たし、この地の生物多様性資源に世界中の自然保護論者の関心を集めました。
海洋哺乳類の保護
アースウォッチの研究者がバハマで起きたクジラ類17頭の大量座礁事件へ人々の注意を喚起し、アメリカ海軍はソナー実験が海洋哺乳類に致命的な傷害を与えたことを認め、実験による傷害防止のための指針を立案することになりました。また、アースウォッチのボランティアが集めたデータは、“絶滅に瀕した種を守る法”のもとに行われているワシントン州ピュージェット湾のオルカ保護活動や、スペイン沖の海洋保護区の創設にも貢献しました。
気候変動の影響の記録
カナダの北極圏で調査作業にあたっているアースウォッチのボランティアは、永久凍土が年に1%の割合で融けていること、そして世界中の気候変動と北方の生態系に深刻な影響を与えていることを明らかにしています。エクアドルとコスタリカにおいてアースウォッチの支援を受けた調査によって集められたデータは、地球温暖化に起因する極端な気候パターンは害虫の大発生を招く可能性があることを示しています。またマダガスカルのチームは局地的な気候変動がキツネザルの新生児の死亡率に影響を与えることを立証しました。
持続可能性を支える社会要因の特定
アースウォッチのチームはスカジット川流域に住んでいる部族の老人や漁師などから口述で歴史を聞き取り、自然資源利用の歴史を再認識して、今後の保全活動方法の決定に貢献しました。またアリゾナのボランティアは、古代ホピ族の村では建築材料として大洪水が起きたときの流木を利用していたことを突き止め、洪水に関わる貴重な記録が得られました。一方、ワイオミングのチームは先史時代のバイソンの屠殺場から現代のバイソンの管理方法に役立つ貴重なデータを発掘しました。
自然資源の保全
アースウォッチボランティアが集めた情報の直接的な成果として創設された国立公園や野生動物自然保護区
ベトナムのトラム・チム国立公園、
セントクロアのサンディ・ポイント国立野生生物保護区、
アルゼンチンのイスチグアラスト峡谷世界遺産地域、
カナダ、オンタリオ州のスパニッシュ川州立公園、
コスタリカのプラヤ・グランジ国立公園。
またアースウォッチの調査結果に基づいて、オーストラリア、カナダ、ハワイ、フィジー、マダガスカル、フィリピン、チリ、カナリー諸島でも自然保護区が創設され、それを保全する法案も可決されました。
自然遺産と文化遺産の保全
アースウォッチボランティアの手で建設または展示が企画された博物館
チュニジアのカルタゴ博物館、
マヨルカ島のデヤ博物館、
スワジランドのスワジランド博物館、
ハウスダコタ州のホットスプリングスにあるマンモス遺跡、
ペルーのチンチェロ博物館、
ナミビアのレホボス博物館、
パラグアイのチャマココ博物館、
ホンジュラスのコパン博物館。
ボランティアの手で集められた人工遺物、文化的事物、化石などが取り上げられています。
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