日本 国内プロジェクト
 
伊豆半島のイノシシ
−伊豆半島南部のイノシシの生息密度分布調査−
成果報告へ

調査地: 静岡県賀茂郡南伊豆町および松崎町一帯

主任研究者:

丸山 直樹教授、東京農工大学農学部地域生態システム科学

調査期間:
2004年2月26日(木)-29日(日)

募集人数: 最大10人
研究分担金: 学生:35,000円、一般:38,000円

調査概要:
丸山先生
ニホンイノシシの生息密度調査手法の開発研究はこれまで行われませんでした。今回、生息密度指標として用いるイノシシ道のカウントおよび記図は誰にでも容易にできると考えられますので、実用性は大きいです。こうして得られるイノシシの広域的生息密度分布はイノシシの生態の解明と同時に個体群管理にとって有力な情報となります。

調査の目的:
ニホンイノシシは最近各地で増加し、農業被害を発生させていますが、その生態の多くは不明のままです。当調査地域では、2001年に農業とイノシシ被害の現状と展望について農林業関係統計と農民からの聞き取りによって調査し、被害は内陸部から沿岸部に向かってここ十数年間に急速に拡大したことがわかりました。しかし、当地でも本種の生態は不明です。そこで、本プロジェクトは本種の生息密度分布を広域にわたって調査し、その季節的変化の有無と、環境条件との関連付けてその特徴=密度分布構造を探ろうとするものです。同時に、本種の広域的生息密度分布調査手法の確立を目的にしています。

ボランティアの役割:
写真2
調査地域は南伊豆町南西部および松崎町南部です。ボランティアは、ガードレールと人工擁壁が無く、交通量の少ない農道および林道を踏査し、横切っているイノシシ道を地図に記入し、イノシシ道の幅、深さ、周囲の環境(植生、傾斜、流水、人家、畑の有無など)を記録します。イノシシ道の位置はGPSを用いて測定します。また、イノシシ道に1mx1mの区画を作り、イノシシの足跡の数を数え、11月15日から2月15日までの狩猟解禁期間にどのくらいの個体数に変化があるか確認します。こうしてイノシシ道密度分布図が完成します。主任研究者は、このようにして季節ごとに得られたイノシシ道密度分布図を比較して、イノシシの移動や環境選択、密度分布構造を解析します。

調査地:
調査地域は富士箱根伊豆国立公園内あるいは隣接地域で人口密度が極めて低い地域なので、海山の風光明媚な自然に恵まれていてのどかです。イノシシを始めとしてニホンザル、ニホンジカ、野鳥など野生動物も多く、夏は石部をはじめとして雲見、妻良、伊浜など海水浴が楽しめます。

温泉民宿「権七」
宿泊と食事:
宿泊と食事は石部の温泉民宿「権七」で、マーガレットラインを挟んで入り江を臨み、海鮮料理と温泉が楽しめます。近隣にはレストラン、居酒屋、喫茶店などなく、あるのは山と海と砂浜と温泉だけです。

電話: 0558-45-0039
住所: 〒410-3616 静岡県賀茂郡松崎町石部
※石部のバス停の目の前です。

集合場所と時間: 温泉民宿「権七」に 午後5時。

交通案内:
電車利用の場合:
[東京方面から]
東京から直通特急「踊り子号」で伊豆急下田まで、または熱海から伊豆急線各駅停車で伊豆急下田まで。伊豆急下田駅から東海バスで松崎経由石部温泉。

[関西・東海方面から]
新幹線三島駅から東海特急バスで松崎経由石部温泉

東海バス時刻表: http://www.tokaibus.co.jp/

研究者によるレクチャー
夜8時から約1時間、「日本の森林と野生動物の保護」、「日本の農林業と観光」など、先生のお話が聞かれます。

持参装備品:

雨具、長靴またはトレッキングシューズ、フィールドノート、腕時計、筆記用具、手袋(軍手可)、洗面用具、バスタオル、パジャマ、着替え、医薬品(虫除け、バンソウコウ、胃腸薬など)、双眼鏡、健康保険証。
 
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