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調査概要:
現在丹沢大山地域では、森林造成、治山、水源林作りや衰退した植生の回復など、自然環境の保全・管理・利用に関わる施策が展開されています。一方で、希少動物の保護など、新しく出てきた課題があり、早急に生物多様性情報を集積し、保全に向けた地域の目標像、すなわちグランドデザインを描く必要があります。
今回、より効果的な丹沢の生態系の保全と活用へ向けて、学識経験者・NPO・行政など多様な関係者の協力により、平成16年から2年間の予定で、新たな「丹沢大山自然総合調査」が実施されます。このプロジェクトもこの総合調査の一環として実施され、東京農業大学野生動物学研究室はこのうちの中・小型哺乳類の調査を担当します。
プロジェクトチームは、丹沢山地のモニタリングエリアで、中小型哺乳類の出現頻度を調査し、生息環境との関わりを解析します。それにより丹沢全域で生物多様性の基盤情報となる目録を作成し、希少種の保護指針・外来種の管理指針を作成します。
また、この調査を元に描かれるグランドデザインは、今後丹沢の自然環境の保全・再生に向けた取り組みに活用されていく予定です。 |
主任研究者
安藤元一 助教授 |
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巣箱調査の様子 |
1)モモンガ・ヒメネズミ・ヤマネなどの樹上性哺乳類の巣箱調査
全調査において行う主要な調査です。東西南北の各モニタリングエリアの典型的な植生から1ヵ所ずつを選び出し、それぞれに数十個の巣箱を設置し、樹上性哺乳類(ニホンモモンガ・ヒメネズミ・ヤマネ)の使用状況を調査します。ボランティアは各巣箱の確認と観察記録を行います。
2)キツネ・タヌキ・ネズミ、シカやクマなどの地上性動物自動撮影装置の確認作業
東西南北の各モニタリングエリア内の「けもの道」沿いに自動撮影装置を設置し、自動撮影を行い、中・小型哺乳類の豊富さを調査します。ボランティアは、自動撮影装置のフィルム交換などの作業を手伝います。
※東丹沢を中心に複数の調査ポイントで調査を行う予定です。移動距離がありますので、トレッキングなどになれた方にお勧めします

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調査用の巣箱
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自動撮影装置
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調査地:
神奈川県清川村の札掛を中心とした東丹沢の豊かな森林の中で調査を行います。神奈川県内における天然林の森林植生は、広葉樹林が大半で、針葉樹林は比較的少ないのですが、丹沢山地にはウラジロモミ林やモミ・ツガなどの針葉樹林があります。標高1000m〜1200m
以上の標高帯では、人の手が入っていない自然林が多く残っています。
また、今回の調査対象のモモンガ・ヒメネズミ・ヤマネなどのほか、ニホンジカ、キツネやタヌキ、アナグマやテン、果てはクマも生息していて、首都圏にあって豊かな自然が多く残っている地域です。調査地を回りながら、こうした豊かな自然に触れることができます。
一方で、今回の調査地である東丹沢を中心に、ニホンジカの食害が問題になっています。標高の高い地域にある鳥獣保護区で、ニホンジカが下草を食べてしまった結果、林地が裸地化したり、シカが食べない植物ばかりが残り、植生の単純化が進んでいます。このため、個体数管理や防鹿柵などが行われています。
調査地付近の施設: 神奈川県立札掛森の家(基本的に調査地へ直接向かいますが、必要に応じて利用します。)
〒257−0061 神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷5172番地の1
TEL 0463−75−4896
FAX 0463−75−4897
http://www.ny.airnet.ne.jp/k_sinrin/pg/27.html
札掛森の家は、森林とのふれあいを深め、森林を育てるボランティア活動の拠点です。札掛は、モミやブナの原生林におおわれ、豊かな自然が残る丹沢の懐ともいえるところです。札掛森の家は、布川の清流のほとりに落ち着いたたたずまいを見せ、木の温かさが皆さんをやさしく迎えてくれます。
集合場所・交通手段:
秦野駅(小田急線急行で新宿駅から約1時間30分)
8:30までに秦野駅改札前に集合してください。直接調査地へ向かいますので、お弁当・飲み物などを用意し、調査用の服装で集合してください。
(注)当日の現地までの交通手段については、プロジェクト開始10
日前までに事務局にお知らせください。
解散:
秦野駅で解散の予定です。

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自動撮影(シカ)
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ニホンジカによる林床食害
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調査日程:
[8:30]秦野駅集合→[9:30]ブリーフィング→午前調査→昼食→午後調査→[15:00]下山→[18:00]秦野駅解散
お昼ごはんは各自でお弁当・お飲み物をご用意下さい。(集合時にコンビニ等でも購入することができます。)
研究者によるレクチャー:
各日程とも、主任研究員または、研究助手から丹沢の自然や調査対象の小動物に関するレクチャーがあります。調査の合間や調査後の時間にも、雑談形式で、それらに関するお話を聞くことができます。
持参装備品:
靴(スパッツなどを併用)または長靴(アウトドア用の口を閉じられるタイプをお勧めします)・長袖・長ズボン・雨合羽(上下。アウトドア用の防水ウェアをお勧めします)・傘・帽子・手袋(軍手でも可)・ハンドタオル・バスタオル・着替え・医薬品(虫除け・ばんそうこう・胃腸薬など)・双眼鏡・健康保険証など。
ルートによっては、傾斜が急なところもあるため、各自必要と思われるものを用意してください。また、散策路からやぶに入ることもあるため、長袖長ズボンを着用してください。また、ヒルが生息するところもあります。特に足もとにヒルが付かないよう、口の結べるタイプの長靴をお勧めします。あるいは、トレッキングシューズの場合は足首カバー(スパッツ)を併用すると良いでしょう。また、同様にヒル対策として、肌を露出させないため帽子をかぶり、ハンドタオルを首に巻くのも効果的です。Tシャツなど、肌を露出する服装は調査着としては避けるようお願いいたします。このほかヒルよけスプレーなども薬局・薬店で購入できます。
なお、調査中のトイレは自然の中です。
(重要)プロジェクトの変更について
プロジェクト開始1ヶ月前で募集最少人数に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承ください。申し込みされた方には中止が決定次第、ご案内いたします。
ボランティア保険
アースウォッチ・ジャパン主催の国内プロジェクトはボランティア保険に加入しています。
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