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| 小笠原のアオウミガメ |
| −小笠原諸島のアオウミガメの生態を解明し、それらを保護戦略に活用− |
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調査地:東京都小笠原諸島父島
主任研究者:
近藤 鉄也、小笠原海洋センター(日本ウミガメ協議会)/研究員 スタッフ :
山口 真名美、ハワイロア大学太平洋諸島研究科、調査員
今井 裕行、東京動物専門学校管理学科、調査・飼育員
田村 友里、日本海洋科学専門学校水産増殖学科、調査・飼育員 調査期間:
2003年度の開催はありません。
参考資料として、過去の開催概要を掲載しています。 募集人数:最小1人、最大3人
研究分担金: 学生:31,000円、一般:33,000円 |
調査概要:
アオウミガメは世界の熱帯・亜熱帯域に広く分布し、日本近海においては日本海側も含め室蘭以南から南西諸島まで広く分布しています。産卵は屋久島、奄美諸島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島でも確認できますが小笠原諸島にその大部分が集中しており、一定規模を保つアオウミガメ産卵地として小笠原は北太平洋域では北限になります。また、最近の遺伝学的研究では小笠原のアオウミガメは世界の他の繁殖域では見られないミトコンドリアDNAの遺伝子型を含むユニークな系群であることが解っており、小笠原のアオウミガメの生態的適応を解明していくことは学術的意義も大きくなります。小笠原諸島では日本人の移民が始まった1800年代後半よりアオウミガメの捕獲が本格的に始まり、現在も東京都漁業調整規則により東京都知事の認可のもと、母島列島を中心に年間約100頭の捕獲が続けられています。こうした捕獲に対する行政への提言を行っていくためにも研究によって得られる知見は大変重要なものとなります。
調査の目的:
小笠原海洋センターでは1982年以来、小笠原諸島父島列島においてアオウミガメの上陸・産卵状況のモニタリング調査や標識放流調査、ヘッドスターティング(短期育成種苗放流)調査、人工ふ化放流などを実施しています。その知見は徐々に蓄積されつつありますが、アオウミガメの生態は未だ解明されていない部分が多くあります。また、アオウミガメはIUCN(国際自然保護連合)のレッドデータブックでは付属書・(絶滅危惧種)に指定されており、世界的にも減少が危ぶまれています。本プロジェクトは小笠原諸島のアオウミガメの生態を解明すべく生物学的知見を収集し、それらを保護戦略に活用していくことを目的としています。
ボランティアの役割:
父島列島(兄島、父島、南島)においてアオウミガメの産卵場となっている約30浜のうち、特に産卵頻度の高い10の砂浜を1週間に1回の割合で見回り、上陸頭数および産卵巣数を計数します(上陸・産卵状況モニタリング調査)。卵の確認できた産卵巣については位置をマーキングし、ふ化後(約60日後)に掘り返し、ふ化率を調査します。また、砂浜の夜間パトロールも行い、産卵のため上陸したアオウミガメの体型を測定し、標識を付け放流します(標識放流調査)。さらに交尾期に捕獲されたメスの親ガメを漁師から譲り受けて、それを海洋センター内の蓄養池に入れ、付属した人工産卵場で産卵させます。産卵させた卵を人工ふ化場に移動し、そこからふ化してきた子ガメを一定期間飼育した後に標識を付けて放流します(ヘッドスターティング調査)。
ボランティアは上陸・産卵状況モニタリング調査の記録や産卵巣マーキングの補助、標識放流調査における記録や計測、標識装着の補助、場内産卵場での採卵と卵のふ化場への移動、子ガメの飼育補助などの作業を行います。
調査地:
宿泊:宿泊は島内の民宿を利用予定で、朝食と夕食の2食付きです。昼食は他のボランティアと自炊します。調査は昼間と夜間の両方に及ぶ可能性もあり、慣れない人にとっては体力的にも負担になることが予想されます。
小笠原諸島は東京から南へ約1,000km、日本の南の太平洋上に散在する大小30余の島々から構成されます。気候は亜熱帯に位置し、海底火山の隆起によってできた島々には美しい海岸だけではなく、切り立った断崖も数多く見られます。小笠原諸島は成立以来、一度も大陸と地続きになったことがなく、生物は独特の進化をとげています。そのため「東洋のガラパゴス」と呼ばれるほど固有種が多数生息し、国立公園にもなっています。メグロやオガサワラオオコウモリ、アカガシラカラスバト、オガサワラトンボなど天然記念物に指定されているものも多く、夏にはアオウミガメ、冬にはザトウクジラが繁殖のため来遊し、発達した造礁サンゴ類が見事な海中景観をつくっています。
集合場所:小笠原二見港。小笠原海洋センターの方がお迎えに来ています。
集合時間:船の到着時間 交通案内:
小笠原海運 おがさわら丸:6,679トン
東京竹芝桟橋→父島: 東京発午前10時 → 父島着翌日午前11時半
父島→東京竹芝桟橋: 父島発午後2時 → 東京着翌日午後3時半
乗船場所: 東京港竹芝客船ターミナル<東海汽船発着所と同じ場所>
JR浜松町駅北口下車徒歩7分・地下鉄大門駅下車徒歩10分
東京臨海新交通「ゆりかもめ」竹芝駅より徒歩約1分
運賃(片道): 7月・8月を除く各月 夏期(7月・8月)
2等 ¥22,570 ¥25,100
学割 ¥18,060 ¥20,080
特2等 ¥33,850 ¥36,380 持参装備品:
筆記用具、洗面用具、着替え、医薬品(虫除け、バンソウコウ、胃腸薬など)、健康保険証、水着、ビーチサンダル、日焼け止めなど個人で用意するものだけです。プロジェクト自体に必要な装備はすでに現地に整っています。 |
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