アジア 生態系プロジェクト
 
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Thinking Like an Elephant in Thailand
タイでのゾウの知力調査
−ゾウの行動と知性を理解し、ゾウと人間との衝突を緩和させ、野生ゾウの減少に対処するための調査−
詳細情報 (英語版)


(C)John Roberts

現地調査日(10日間)
チーム1:2012年5月20日-5月29日
チーム2:2012年6月10日-6月19日
チーム3:2012年6月21日-6月30日
チーム4:2012年7月10日-7月19日
チーム5:2012年9月16日-9月25日
チーム6:2012年10月7日-10月16日
チーム7:2012年10月21日-10月30日
チーム8:2012年11月4日-11月13日

調査地
Chiang Saen, Thailand

研究分担金


未定

* 2011/12/15 更新


プロジェクト概要
 ゾウの個体数はいま、生息するすべての国で減少しています。特にタイにおけるアジアゾウの状況は深刻で、飼育下で約1,500頭、野生では約2,000頭となっています。(アジア全域でも50,000頭を下回ります)ゾウが地球上で最も知能の高い生き物の一種であることは広く知られていますが、それを実証する証拠はほとんどありません。これまで広範囲かつ長期的な野外調査がアフリカで実施され、その調査結果に基づいてゾウは理解されてきましたが、ゾウが自分を取り巻く自然環境や仲間たちとの関係をどのように考えているのかについては、実験的な検証はほとんどされたことはありません。ゾウの行動への理解が深まれば、研究者は霊長類以外の動物がどのように知能を進化させたかもっとよく理解できますし、また、人間とゾウの軋轢を緩和するために、今後、野生に生きるゾウの社会性や知能を考慮した取り決めをまとめておくこともできるでしょう。

ゴールデン・トライアングル・アジアン・エレファント・ファウンデーション(GTAEF, 黄金の三角地帯アジアゾウ基金。本部をチェンライにおくタイの非営利組織)で、プロトニク博士は、記憶力や問題解決能力、協調性に関する実験を行って、ゾウの複雑な認知力を研究しています。捕獲したゾウに実施した、身体を傷つけることのない認識と生理についての研究は、これらのゾウを適切な環境下におくことで野生ゾウに対する研究を補完することができます。その環境で行動を入念に分析することで、野生ゾウの管理に将来役立てることができます。

ゾウについて知れば知るほど、ゾウを守る必要性を一般の人々に伝えられますし、人間とゾウの衝突、特に野生ゾウが私有地に侵入してくるといった問題により包括的に取り組めるようになるでしょう。プロトニク博士が率いる調査チームは現在、記憶力、協調性、問題解決能力、論理的思考といったゾウに関する広範囲な研究を行っています。

GTAEFのゾウ
 1989年以前、捕えられたゾウはおもに木材産業で使われていました。1989年、商業目的の伐採が禁止され、数千頭のゾウが仕事を失いました。雇われていたゾウが非常に多かったこと、そしてそのゾウを養うほど十分な自然が残っていなかったため、多くは観光業で使われるようになりました。GTAEFはタイの非営利組織で、現在、ゾウ30頭、およびその飼育係とその家族の家を提供しています。ここにいるゾウの大半はかつて路上で物乞いをしたり、飼育係や所有者と一緒に餌やチップを貰おうと大都市の路上で日々過ごしたりしていました。不幸なことに、今でも飼育下のゾウは観光業で必要とされる数を上回り、ほとんどのゾウ使いは生計の道を絶たれています。

ボランティアの役割
 アジアゾウは複雑な問題に対しても驚くほどの協調性と知性を働かせることができます。しかし、ゾウの知力が高いといっても、皆さんの助けなしには、絶滅の脅威にあるこの状況を解決することはできません。

ゾウは家族や食べ物や水の場所をどのように覚えているのでしょう? ゾウがもともといた環境から出たり入ったりしながら、ゾウ同士、そして人間とどのように交流しているのでしょう? ジョシュア・プロトニク博士と調査チームと一緒に、ボランティアはゾウの行動と知性を理解する調査を手伝います。チャンライ県チャンセンで飼育されているゾウに、身体を傷つけない認識調査を行い、ゾウの行動をより深く理解します。調査結果は野生ゾウの管理や、人間とゾウの争いを緩和させる政策に役立ち、それによってタイの田舎社会で必要とされるのと同じくらいゾウが必要とされるようになるでしょう。

ボランティアはゾウと身近に接して働き、認識実験の行動データを集め、調査の準備や装置の設置、食事の準備などを手伝います。ゾウ使いの毎日の仕事を手伝うこともあります。データを集め、ビデオをコンピューターに入れて解析のためにコーディングします。また、どのような環境がゾウにとってストレスになるのかを見る調査では、ホルモン分析用にゾウの尿と糞を集めて、処理する作業に参加するかもしれません。さらに、タイ、アメリカ、その他の国際的拠点を持つ地域社会向けの教育計画にも協力することでしょう。

食事と宿泊施設
ボランティアはゲストハウスに滞在します。調査地へは歩いて行ける距離ですが、必要な場合は車も利用します。一人部屋と二人部屋があり、扇風機と電気が使えます。ベッドと寝具がついていて、必要に応じて蚊帳も使えます。近くの村のインターネットカフェではウェブサイトに接続することができます。

お湯と水のシャワーが使え、洋式トイレがあります。ただ、伝統的なタイ式のしゃがむトイレのほうが、レストランや休憩場所では普通ですので、移動中のトイレについては柔軟な対応が必要です。

食事は現地のタイレストランの店にあらかじめ用意してもらうか、調査地もしくはその近くで食べます。時には近所のレストランでボランティアと調査スタッフのみんなで食事をすることもあるでしょう。食事の用意や準備のための買い物、片付けをする必要はほとんどないでしょう。

タイでは大都市以外は洋食がそれほど普及していないので、タイ料理(米、麺、スープ、サラダなど)を想定して下さい。タイ料理はふつう、米を基本にしたもの(肉や海産物、野菜などが付く)か、麺を基本にしたものです。スパイシーな味付けが多いですが、タイ人は西洋人好みの調理にも慣れていますので、辛みを抑えたタイ料理にすることができます。コンビニでは西洋のスナックや飲み物、パンや朝食用菓子パンなどが売られています。

ベジタリアンとベジャン(全く動物系の食材を食べない人)用の食事も用意できます。なお、通常タイ料理では乳製品は使いません。

主任研究者
Dr. Joshua Plotnik (University of Cambridge)
John Roberts (Anantara Resort Golden Triangle)
Dr. Cherry (Chulalongkorn University, Bangkok)

集合場所
Chiang Rai, Thailand

注意
現地探査日、宿泊施設、研究分担金等は変更になることがあります。

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