Spanish Dolphins
スペインのイルカ
−海上生活をしながらイルカとクジラを探してこれらの驚嘆すべき動物を保護するためのデータ収集をする調査−
(C) COURTESY OF ANA CANADAS
現地探査日(12日間)
チーム1:2008年6月14日−6月25日
チーム2:2008年6月28日−7月9日
チーム3:2008年7月12日−7月23日
チーム4:2008年7月26日−8月6日
チーム5:2008年9月6日−9月17日
チーム6:2008年9月20日−10月1日
調査地
アルボラン海、スペイン
研究分担金
283,000円
* 2008/03/31 更新
プロジェクト概要
かつて普通に見られたマイルカは今では普通には見られません。マイルカは過去数十年に亘って生息域全体で、個体数の劇的な減少を経験してきました。美しいスペイン南岸の沖にある栄養豊富な海域に代表される重要な生息地を保護することは、地中海に棲むマイルカそして他の数種のイルカ・クジラ類、ウミガメ類にとって、存続か絶滅かという生死を分ける問題になります。生物学者のアナ・カニャーダス氏とリカルド・サガルミナガ・バン・ブイテン氏は、欧州委員会とスペイン政府当局からの委託を受けて、過去5年間のアースウォッチによる研究調査結果を基にこの海域に計画された海洋保護区の管理・監視計画を立案することになりました。ボランティアは、イルカにとって必要な生息条件をより理解するためにイルカの生息域、社会的行動、生態の調査と記録を手伝います。
ボランティアの役割
ボランティアはトフテバーグ号という歴史的に価値ある帆船に乗り組んで海上で調査します。トフテバーグ号はノルウェー製の木造漁船で近代的な航法装置と科学機器が備えられています。船腹に打ち寄せる波の音で目覚めた後は、この昔ながらの作業船の上で、遭遇するマイルカやクジラ類の見張り番から観察とデータの記録まで、様々な仕事を交代で受け持ちます。ボランティアは動物を目撃した位置の海図上への記録方法や海洋学上のデータ採取方法、姿を見せる他の海洋生物の見分け方を学びます。観察期間が延長された場合には、イルカの海中行動の映画撮影と音響行動の録音、延長期間中の行動の追跡調査を行うこともあります。自由時間には、ビーチ・コーミング(海辺の漂着物を拾って楽しむ)などをしたり、バードウォッチングをしたり、色彩豊かな沿岸の村々を観光したりすることもできます。
研究者からの一言
イルカやクジラを求めて日の出と共に出港する時、タフテバーグ号では全員がチームワークを発揮して作業します。天候のよい時には、日没までイルカの群れと一緒にいられるでしょうし、青白く光るプランクトンの中をイルカたちがバウライディング(船の起こす波に乗って泳ぐ)する魅惑的なショーも見られるかも知れません。しかし風の勢いが強くなった時には帆を一斉に揚げて、帆布に風の当たる音だけを聞きながら、帆船そのものの姿を楽しむことになります。
食事と宿泊施設
ボランティアは全長20メートルの昔ながらの木造帆船、トフテバーグ号の船上で、イルカやクジラ、海鳥と一緒に生活し、作業を行います。居住区は甲板の下にある質素ですが居心地のよい部屋で、狭い簡易ベッドがありそこに自分の寝袋を敷いて眠ります。もしくは、乗り組み員達が「ホテル満天星」と呼ぶ甲板上で眠ることもできます。船には小さな水洗トイレが一つ備えられており、温かいシャワーはスペイン南岸沿いのマリーナもしくは漁港に寄港した夜にはだいたい浴びられるでしょう。食事はこぢんまりした厨房で、航海途中に手に入れた新鮮な食材を使って、みんなで一緒に作ります。
主任研究者
Ana Canadas (University of Madrid)
Ricardo Sagarminaga van Buitan Alnitak
集合場所
スペイン、アルメリア(Almeria, Spain)
募集人数
最大7人
注意
現地探査日、宿泊施設等は変更になることがあります。