「上野動物園が取り組むホッキョクグマの飼育下繁殖計画を知る」
地球温暖化等の影響でホッキョクグマの生息環境は年々厳しくなっており、IUCNのレッドリストでは絶滅の可能性が考えられる「危急種(VU)」の評価になっています。近年の調査では、20~30年のうちには、彼らの生息地域である北極の海氷が夏にはまったくなくなってしまい、さらに今世紀末には一年の大半は氷が無くなってしまうという予測も発表されています。
また、ホッキョクグマの行動範囲が変化しているという報告もあり、人とのトラブルの発生率が増え、生息国では保護対策が強化されました。そして、動物園での野生個体の入手は難しくなり、日本国内の飼育頭数は減少しています(1995年67頭→2014年45頭)。
そのような中、2010年より国内の動物園が協力して「ホッキョクグマ共同繁殖プロジェクト」を立ち上げ、10頭を出産するなどの成果をあげています。 絶滅危惧種への動物園の様々な取り組みをうかがえるチャンスです。ふるってご参加ください。
講師 | 恩賜上野動物園 東園飼育展示係 乙津様 |
開催日時 | 3月5日(日)13:30~15:20 |
プログラム | 13:20 恩賜上野動物園表門前集合 13:25 入園手続き 13:30 恩賜上野動物園入園。動物園係員の方の案内で「ホッキョックグとアザラシの海」舎にてホッキョクグマを見学。 14:10 西園・管理事務所へ移動。途中、ホッキョクグマ舎の入口を見学。 14:10 3階会議室で飼育係員乙津様によるレクチャー「ホッキョクグマの飼育下繁殖計画」 15:00 質疑応答 15:20 解散、各自園内自由見学 |
ご参考 | ホッキョクグマ繁殖プロジェクト共同声明 ホッキョクグマの保護活動 |
募集 | 先着40名/申込制 |
対象 | 大人(高校生以上)、中学生以下の参加は保護者同伴の場合のみ可 |
参加費 | 無料 |
会場 | 公益財団法人東京動物園協会 恩賜上野動物園 東京都台東区上野公園9-83 |