一人ひとりが環境保全を「自分のこと」とする、そこから始まります。
地球環境の問題は、日々の人間活動によるものであり、私たちの生活に密接に結びついています。そのため問題の解決には、個々の市民が問題を認識し、自らの責任において持続可能な社会へ転換していこうという動きを起こしていく必要があります。しかし、具体的に何が起こっているのか、将来はどうなるのか、何を行っていけばよいのか、ということを科学的に知る機会が少なく、市民の活動に十分につながっていないのが現状です。
環境問題を自分のこととするきっかけが必要です。そのために、アースウォッチは、環境問題について実証的な研究を行っている研究者の調査に、一般市民が参加する活動を提供します。研究者の話を聞き、実際に調査に加わることで、どんな環境が人々や自然にとって望ましいのか、人間にとって自然とは何か、など改めて考えたくなります。
また、環境問題は人間の社会活動と両立させながら解決を図っていく必要があります。環境変化の原因を明らかにし、それが将来どのように影響するかを予測して、対策を取らなければなりません。これには科学的な調査が不可欠で、様々な要因が複雑に絡み合っているために、広い領域を長期間にわたりモニタリングする必要があり資金と人手を要します。アースウォッチボランティアや支援企業は、その活動を通して、研究者の長期モニタリング・調査研究を支援します。