プログラム概要

「花王・教員フェローシップ」
小・中学校教師を海外調査へ派遣

花王株式会社とアースウォッチ・ジャパンは、2003年から小・中学校の先生方を海外調査プログラムへボランティアとして派遣する活動を実施してまいりました。先生方みずからが自然体験・科学調査体験をすることによって得られたものを教育実践に反映して、子どもたちが実のある環境教育を受けられるようになることを目的としたこの活動を、17年間継続してきました。

世界各地で実施された84の調査プログラムに合計168名の教員が参加しました。その成果は、事例研究として報告書にまとめると共に、広く環境教育に携わる先生方の教育実践に役立てていただいています。参加された皆様が、今後ともその活動を通して、環境教育の実践を継続されることを願っています。

審査委員長の石田秀輝先生は、次のように述べています。

プログラムのまとめに寄せて


参加者属性



派遣実績

北アメリカ77名
気候変動と森のイモムシ10
バーネガット湾のキスイガメ9
ノバスコシアの哺乳類8
モンタナ州の気候変動がハイイログマとハックルベリーに与える影響7
アラスカのラッコと海草7
大西洋北西部のサケ6
カナダの荒野でオオカミと山火事を追跡6
ニューヨーク市の野生生物5
北極圏周辺の気候変動4
オルカ3
アラスカのオットセイ2
コククジラの回遊2
ティートン山脈の鳴禽類2
メイン州の島の生態系2
ユカタン半島のサボテンとラン2
サウスカロライナの海面上昇調査2
アジア36名
モンゴル大草原の野生生物11
ボルネオの雨林と気候変動7
ベトナムのチョウ6
スリランカのサル群団5
インドにおける母と子の健康管理2
タイでのゾウの知力調査2
中国浙江省の森林と気候変動2
マレーシアの森のコウモリ1
アフリカ20名
南アフリカのペンギン8
ケニア沿岸のマングローブ4
ウガンダの森でチンパンジーを追う2
ケニアのクロサイ2
南アフリカの絶滅危惧種サイの調査2
ケニアゾウと持続性のある農業2
ヨーロッパ16名
ヨーロッパ・アフリカ間のナキドリの渡り4
アイスランドとアラスカの氷河2
ヘブリディーズ諸島のクジラとイルカ2
モーレイ湾のクジラとイルカ2
ドイツライン川流域のビーバー2
アドリア海のイルカ追跡調査2
スコットランドのハイランド地方をオオカミとクマに返せるか2
中央アメリカ12名
コスタリカのクジラとイルカ8
コスタリカの哺乳類2
バハマでウミガメを追跡2
南アメリカ5名
ブラジルの野生動物とその回廊5
オーストラリア2名
カンガルー島のハリモグラとオオトカゲ2