サイエンス・アドバイザリー・コミティ メンバープロフィール

石田 秀輝(いしだ ひでき) Emile H. Ishida
1953年岡山生まれ、2004年㈱INAX(現LIXIL)取締役CTOを経て東北大学大学院環境科学研究科教授、自然のすごさを賢く活かすあたらしいものつくり『ネイチャー・テクノロジー』を提唱、2014年からその上位概念である『心豊かな暮らし方』の構造の一つである『間抜けの研究』を鹿児島県沖永良部島へ移住、開始した。(一社)サステナブル経営推進機構 理事長、(一社)エコシステム社会機構 OPaRL(一つの地球で暮らせる社会を描く研究所)研究代表、地球村研究室 代表、東北大学名誉教授

丹治 富美子(たんじ ふみこ)
五感で読む『源氏物語』の古典研究をライフワークとし、軽井沢の森に暮らす。香道古心流師範。音と文学を融合した歌物語『髪の章『』露の章』は韓国の元建国大学教授・黄哲益氏、元淑明女子大学音楽大学学長・許芳子氏の作曲により、日本と韓国双方で公演された他、詩は国内外で作曲、演奏されている。群馬県立伊勢崎晴明高等学校校歌、高崎市立桜山小学校校歌を作詞。東京農業大学にて民俗学講義「いにしへに学ぶ」を行う。森に暮らし、加速し続ける文明を危惧し、動物や花々を通して自然のあり方を問いかける作品は、歌物語り『風色の日々』、随筆『風の記憶』、『木精する森』、『森の採譜』(森林関係者の機関誌「山林」に12年半150回にわたり連載)他多数。

中静 透(なかしずか とおる)(本名は 浅野 透、中静は旧姓)
1983年理学博士(大阪市立大学)。森林総合研究所主任研究官、京都大学生態学研究センター教授、総合地球環境学研究所教授、東北大学生命科学研究科教授、総合地球環境学研究所特任教授・プログラムディレクターなどをへて、2020年より国立研究開発法人森林研究・整備機構理事長。専門は森林生態学、生物多様性科学で、主な著書に「森のスケッチ(東海大学出版会)」「生物多様性は復興にどんな役割をはたしたか(昭和堂)」「森林の変化と人類(共編著、共立出版)」など。国立研究開発法人森林研究・整備機構理事長、森林総合研究所所長

八木 信行(やぎ のぶゆき)
水産学、農学、経営学にまたがる学際的な研究を行っている。「農学栄えて農業廃れる」にならないよう、現地の課題を解決することに力を入れている。農林水産省の世界農業遺産等専門家会議委員長や環境省のネイチャーポジティブ関連の検討会委員なども務める。また国連食糧農業機関(FAO)世界農業遺産(GIAHS)プログラムの科学アドバイザリー会合委員(2019−2023年)や、生物多様性及び生態系サ−ビスに関する政府間科学政策プラットフォ−ム(IPBES)の専門部会委員(2014−2018年)なども務めた。東京大学農学部卒、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)、東京大学博士(農学)取得。2019年カンボジア王国友好勲章(Royal Order of Sahametrei)受賞。2023年韓国済州特別自治道名誉道民証書受賞。2025年日本水産学会学会賞受賞。東京大学大学院農学生命科学研究科 教授

益田 玲爾(ますだ れいじ)
神奈川県横浜市生まれ。私立武蔵高校、静岡大学理学部生物学科卒、東京大学海洋研究所にて博士号(農学)取得。2年間のスコットランド留学、2年間のハワイのThe Oceanic Instituteでの研究員を経て、2000年に京都大学舞鶴水産実験所に助手として着任。2020年より同大学フィールド科学教育研究センター教授。専門は魚類心理学・魚類生態学。著書に『魚の心をさぐる 魚の心理と行動』がある(絶版)。