南アフリカのペンギン South African Penguins

プログラム調査日程・空き状況・参加費用等、海外調査に関するお問い合わせは、アースウォッチ・ジャパン事務局にて承ります。info@earthwatch.jp までお気軽にお問い合わせください。


ロベン島では、過去100年間でペンギンの個体数が10%以下に激減しました。これはペンギンと彼らの生息環境を守るプロジェクトです。


An Earthwatch volunteer carefully weighs an African penguin

ロべン島は、絶滅の危機にあるケープカワウやハナグロウ、3,800羽のケープペンギンなど、多くの海鳥のホットスポットです。島は多くの船舶が航行する海域にあるため、地域の海鳥に原油の流出が大きな被害を与えたケースが何度も報告されてきました。ボランティアは研究者と共に島の海鳥をモニターし、様々な脅威がこの脆弱な自然環境に与える影響を減らすのに協力します。

経験豊富な研究者やスタッフと共に、ボランティアチームはこの島の自然環境の健全さをモニターする様々な調査活動に参加します。繁殖成功率と生存率を明らかにするペンギンやその他の海鳥の個体数調査や、地元の漁業の影響を調べる世界規模の独自の実験の一環であるヒナの生育状態調査のほか、海中のペンギンの行動をモニターするハイテク追跡装置をペンギンに装着する手伝いもするかもしれません。

このような調査活動を通して、ボランティアは海獣類による捕獲や漁業関係者との争いのような海鳥が直面する問題を身近に感じ、理解できるようになります。休日はフェリーで本土に渡り、ケープタウンのウォーターフロントやテーブルマウンテンなど、アフリカ有数の観光スポットを楽しむことができます。


どのような調査を手伝うのか?

島に到着したら、最初にオリエンテーションを受け、ペンギンのコロニーに行って調査の目的と方法を学び、その後、以下のような調査を手伝います。

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Earthwatch volunteers monitor a nesting African penguin (C) Alix Morris
ペンギンの巣の調査

3月と4月の調査チームはペンギンの繁殖期の初期に島を訪れるので、ペンギンが営巣している場所の記録と、繁殖期を通して観察できるようにするペアの個体識別を手伝います。こうしておけば、後続のチームが巣の観察を継続することができます。

An Earthwatch volunteer carefully holds an African penguin chick (C) Alix Morris
ヒナの健康調査

ペンギンのヒナの体重・体長測定を手伝います。このデータは(人間のBMI指数のように)ヒナの健康状態を評価するために使われるだけでなく、研究者がロベン島の周囲に設立した新たな海洋保護区の効果を評価するのにも利用されます。

Earthwatch volunteers capture an injured penguin (C) Alix Morris
傷ついた鳥の救助

この作業の大半は7月~8月にかけて、ペンギンが子育てを終え、巣を後にする時期に必要になります。この時期の調査チームは、傷ついたり、オイルまみれになったペンギンに出会う機会が最も多いので、このような鳥たちを捕獲して治療するのを手伝います。

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