アースウォッチトークス「生きものも農家も喜ぶGIAHS(世界農業遺産)」を2023年9月21日(木)19 : 00-20 : 00に開催

アースウォッチ・トークスとは

アースウォッチの運営に携わる多彩な役員や、活動を指導してくださっている研究者の皆様による講演プログラムです。生物多様性の保全にどう関わるかなど、各々の専門と体験から語っていただくシリーズです。
SDGsのターゲット「13. 気候変動に具体的な対策を」、「14. 海の豊かさを守ろう」、「15. 陸の豊かさも守ろう」について具体的な活動例を、野外活動の意義や楽しさも含めて紹介、2022年のCOP15で決定された「2020年以降の生物多様性に関する世界目標」に関する話題を紹介など、多岐にわたる内容をお楽しみいただきながら、アースウォッチの活動や理念の特長をご理解ください。

第十一回 9月21日(木)19:00 – 20:00「生きものも農家も喜ぶGIAHS(世界農業遺産)」
フリーアナウンサー・農ジャーナリスト 小谷 あゆみ

石川テレビ放送アナウンサーを経て、NHKで介護番組司会を17年間担当。
現在は、農ジャーナリストとして全国の持続可能な農業・農村を取材。東京・世田谷の農園で農ある暮らしを実践し、新しい農の価値、都市と農村のフェアな関係を考える。
これまで農林水産省・審議会委員を務め、現在は、世界農業遺産等専門家会議委員、アースウォッチ・ジャパン理事

世界農業遺産(GIAHS)とは、世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域を、国連食糧農業機関(FAO)が認定する制度で、現在、世界で24ヶ国78地域、日本では15地域が認定されています。ユネスコの世界遺産が手つかずの自然や歴史を評価するのに対し、GIAHSでは、長年培われた知恵や技術の継承こそ「宝」であるという、ダイナミックな保全を重要視しています。
例えば、「トキと共生する佐渡の里山」は、「生き物を育む農法」により、トキの生息環境にもお米のブランド化にも効果をもたらしています。
また「阿蘇の草原の維持と持続的農業」、アースウォッチの調査地でもある「静岡の茶草場農法」などは里山の利活用から食料生産、生物多様性、ランドスケープまで生み出し、地域経済の振興にもつなげています。
当日は、途上国の食料問題解決として始まったGIAHSがなぜ日本国内で15地域も認定されたのか、また「研究者と地域、市民をつなげた生物多様性調査」を掲げるアースウォッチとの親和性や可能性についてもお話します。

申し込み:Zoomによるオンライン形式(無料、事前申し込み制)

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次回 2023年11月を予定

隔月に開催予定です。

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