ウガンダの森でチンパンジーを追う Investigating Threats to Chimps in Uganda

プログラム調査日程・空き状況・参加費用等、海外調査に関するお問い合わせは、アースウォッチ・ジャパン事務局にて承ります。info@earthwatch.jp までお気軽にお問い合わせください。


森で得られる食料が減少するにつれ、ブドンゴ森林のチンパンジー達は農家の作物を奪って食べるようになっています。この食糧不足は何が原因なのでしょう? どうしたら農家と霊長類の採食者の両方を助けることができるのでしょうか?


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ウガンダのブドンゴ森林保護区では、森の樹木に成る果実の量がなぜか減少していて、その結果、チンパンジーや他の霊長類が地元の零細農家の畑から作物を奪っています。スコットランド王立動物協会のフレッド・ベドウェテーラ博士は、首都カンパラにあるマケレレ大学の大学院生と共に、霊長類の採餌の習性と果樹の結実周期について調査しています。この調査の目標は人間と霊長類が食物資源を分け合える新たな方法を見つけることで、それには皆さんの協力が必要なのです。

この探査では、我々人類に最も近い種であるチンパンジーに彼らの生息環境で会えるという特別な機会を体験できます。東アフリカに現存する最大の熱帯雨林であるウガンダのブドンゴ森林保護区には、約700頭のチンパンジーが生息しています。さらにブドンゴ森林には、その他の4種類の霊長類もいます。調査チームはブドンゴ自然保護フィールドステーションのフィールドアシスタントと共に、チンパンジーや他の霊長類が朝と夕方に餌を探す様子を観察します。またボランティアは現地の樹木の識別方法を学び、研究者が樹木を観察・測定するのを手伝うだけでなく、開花や結実のタイミングを調べる生物季節学評価もします。さらに、かすみ網を設置して森の鳥類を捕獲し、足輪を付けるのを手伝って、得られる食物量の変動が地元の鳥類の個体数にどのような影響を与えるのかを評価します。調査キャンプに戻ったら、データ処理作業を手伝ったり、リラックスするほか、保護区のスタッフとスポーツを楽しんだり、”王族の散歩道”と呼ばれる小径を散策し、雨林の自然の美しさに浸ることもできます。


どのように調査を手伝うかHOW YOU WILL HELP

森林を散策しながら、以下のような調査を手伝います(日によっては森林に行かない日もあります)。

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Follow foraging primates
食糧を探す霊長類の追跡

食糧を探す霊長類(チンパンジー、ブルーモンキー、アカオザル、コロブスモンキーなど)の後を追い、彼らが行く場所と食べる果実を記録します。

Hike to record vegetation
植生を記録するハイキング

果実が実っている木を記録し、森林全域で降水量と気温をモニターすることで、なぜ多くの樹木種が果実を付けなくなってしまったのかを研究者が理解するのに協力します。また、かすみ網を設置して森林の鳥を捕獲し、足輪を付けるのを手伝って、果実の減少が鳥類の個体数にどのような影響を与えているかを調べます。

Interview community members
地元住民へのインタビュー

地元住民の農作物がいつ、どれほどの頻度で霊長類に収奪されているのかを把握するため、保護区の近くに住む地元住民に聞き取り調査をします。このインタビューによって、研究者は、チンパンジーの収奪と森の果実の成長度のタイミングを関係づけることができます。

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