プロジェクトの詳細
固有種ニホンイシガメの保全(1月)
Conservation of Indigenous Turtle
この調査地では、固有種であるニホンイシガメ(以下:イシガメ)とクサガメが同所的に生息しています。本プロジェクトの主任研究者は、1997~2002年まで継続した調査を実施し、生息するカメの個体数を推定、また季節的に河川の分布に変化が見られることを確認しました。
調査地では、河川に新しい橋を渡すため河床を一部掘削し護岸された他に、水田を分割するように道路の建設が始まりました。これらの人為的な環境の改変が、淡水性カメ類にどういった影響を与えるのか、その影響を明らかにすることを目的とします。
また、昨今、人的な環境の改変や外来種の侵入による影響で、淡水性カメ類は個体数が減っていると指摘されていますが、過去の生息数に関する知見は乏しい状況です。現在、哺乳類による捕食の増加により、ニホンイシガメとクサガメの生息数に重大な影響が出てきているため、この状況の追跡調査も行います。
これらの調査は、人為的な環境の改変がカメへ与える影響を示すデータが乏しいので、今後のカメならびに水田や河川周辺部を利用する生物の生息環境を保全するための基礎資料のひとつとなります。
概要
研究分担金
11,000円
(宿泊費・滞在費含む。交通費は別途自己負担)
募集人数
最少1人
最大6人
(定員になり次第締め切り)
調査地域
千葉県君津市
現地調査日
2014年
1月25日(土)〜26日(日)
[1泊2日]
※日帰りでのご参加希望がありましたら、事務局にご相談ください。