生態系サービス

東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト 
干潟調査

Supported by:BNPパリバ・グループ、松下幸之助記念財団、花王株式会社、三井住友銀行


東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト
干潟調査
Post-Tsunami Monitoring Project

2011年3月11日に発生した地震と津波により、東北地方は甚大な被害を受けました。
東北の被災地の多くは、海の恵みや田んぼの営みなど、生態系の恵み(生態系サービス)を最大限に利用する生活をしてきた地域です。
私たちは、生態系の豊かさや生物多様性を育む「グリーン復興」を行うことで、農林水産業と共に生きてきた地域が、より着実に力強く復興すると信じています。

このプロジェクトでは、干潟の表面や泥の中の生きものを探し、出現した種類を記録します。データを被災前と比較することで環境の影響評価に役立てるとともに、種多様性の高い所や希少種の存在場所を保全できるようにします。

一般的に環境に大規模な変化があった後に生態系が元に戻るには、構成する生物種の約3世代分の時間が必要と言われています。干潟に生息するゴカイなどは1年程度で世代交代しますが、貝類やカニ類及び魚類は3年程度であることが多く、震災前の状態に戻るには10年程度の時間が必要とされています。このことからも干潟に生息する生物の人為的、生物学的課題を解決するために、2020年頃まで同様の手法での継続したモニタリングを行い、検証していきます。
多くの方のご参加をお待ちしています。

概要

調査日程

2018年
チーム1
5月19日 ~ 5月20日

チーム2
6月2日 ~ 6月3日

チーム3
6月16日 ~ 6月17日

チーム4
6月30日 ~ 7月1日

チーム5
7月14日 ~ 7月15日

チーム6
7月28日 ~ 7月29日

募集人数

各チーム12名

調査地域

チーム1 宮城県名取市、仙台市(広浦・井土浦)

チーム2 宮城県塩釜市(浦戸桂島・寒風沢島)

チーム3 福島県相馬市(松川浦)

チーム4 宮城県仙台市、亘理町(蒲生干潟・鳥の海)

チーム5 宮城県松島町・利府町(松島湾)

チーム6 岩手県宮古市(津軽石川河口)

宿泊施設

  宿泊についてはこちらをご覧ください。

ボランティアの役割

①調査エリアの干潟において地表を15分間探索し、見つけた生きものをポリ袋に採集します。
②次に底土の掘り返しを15回行い、見つけた生きものをポリ袋に採集します。
③採集した生きものの種名を調べ、調査表に記録します。
④調査員全員の調査表の結果を集計し、総出現種数を種多様性の指標とします。また、個々の種の出現頻度から優占種を決定します。

※調査の方法については事前にガイダンスを行います。また、生きものの種名は、研究者が調べるお手伝いをします。ボランティアは、干潟の生きものに関する知識や特別な技能はいりません。

研究者の紹介

占部 城太郎先生(うらべ じょうたろう)
東北大学 大学院 生命科学研究科 教授

ABOUT

湖沼・河川生態系を中心とする生物群集の構造機構と物質循環に関する研究に従事。専門は、群集生態学

柚原 剛先生(ゆはら たけし)
東北大学 大学院 生命科学研究科 研究員

ABOUT

干潟生態系において,底生動物(主にカニ類)の生態や生活史について研究している。

牧野 渡先生(まきの わたる)
東北大学 大学院 生命科学研究科 助教

ABOUT

淡水動物プランクトン種の地理的構造を形成した歴史的プロセスの研究に従事。専門は、淡水生態学

金谷 弦先生(かなや げん)
国立環境研究所地域環境センター海洋環境研究室
NIES特別研究員

ABOUT

干潟生態系において、底生動物の生態や物質循環について研究している。

鈴木 孝男先生(すずき たかお)
協力研究者 みちのくベントス研究所 所長

ABOUT

底生動物の生態学専門。干潟生物の市民調査手法の確立に従事。

注意事項

  • 調査開始10日前で定員に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承ください。
  • 申し込みされた方には中止が決定され次第、ご案内いたします。
  • アースウォッチの国内調査プログラム参加者はボランティア保険に加入します。